映画と銃 ベレッタM92FS

映画には様々な銃器が登場する

今回まとめるのは

イタリア製の拳銃 ベレッタM92FSM92Fとも)

ダイハード、マトリックス、リーサルウェポン、男たちの挽歌

など有名作を彩っている

 

ベレッタM92FS

開発国 イタリア

開発会社 ピエトロベレッタ

装弾数 15発

使用弾数 9ミリパラベラム

開発年 1988年

 

第二次世界大戦の後、イタリアの銃器メーカーピエトロベレッタ社

9ミリパラベラム弾を使用できる軍用拳銃の開発に着手していた

 

というのも先の大戦でドイツとは同盟国であったにもかかわらず

イタリアではドイツで主流の9ミリパラベラム弾を撃てる量産型軍

用拳銃が戦中には造られなかったからだ。

 

こうして1951年にベレッタM1951ブルガディアが発表された。

 

その後1970年にこのブルガディアをベースとして、軍用、及び武装

警察用にも対応できるダブルアクション機構を備える大型拳銃の開

発に着手し、1975年にM92として完成した。

 

そしてM92のサブタイプM92SB-Fアメリカ軍の次世代ピストルを

選定する1984年のトライアルに勝ち残り、M9としてアメリカ軍に

制式化された。

 

イタリアらしい曲線を主体とした優美なフォルムが特徴の一つであ

るが初期モデルには強度の不足によりスライドの破損事故が頻発した

 

(ベレッタ社は1989年以降に生産されたM92 シリーズすべてにスライド

後方を強化する改良を行っている)

 

その頃にはM92SB-Fの名称が長いので、M92と短縮されていたが、

撃鉄軸頭部を大型化し、万が一スライドが破損しても後方へ飛ばぬよ

う改修が施されたサブタイプが造られ、M92FS命名されたのであった

 

9ミリパラベラムをダブルカラム方式で15発装填でき、ハンマーをコッ

クしなくてもトリガーを引くだけで弾が発射可能なダブルアクション

機構を備えていることも多くの支持を得られた理由の一つと考えられ

るであろう

 

M92シリーズには、40口径S&W弾モデルのM96、ダブルアクション

オンリーのM92D、コンパクトモデルのM92センチュリオンなどがあ

る。

 

ちなみに筆者は男たちの挽歌チョウ・ユンファ

マトリックスキアヌ・リーヴスにあこがれて

 

東京マルイのベレッタを二丁購入し庭で乱射していたことがある

きっと同じ遊びをした諸君らも多いことであろう